相手の態度に影響されて
イラッとしてしまったり
「なんで、そんな言い方するの?」
「なんで、そんな顔をするの?」
気づけば相手に
心を振り回されている。
そんな経験、ありませんか?
今日は
逆説人生法則アカデミーで
よくお伝えしている
自分軸で生きていると
愛いっぱいの結末にしかならない
それがよく分かる実話を
物語としてお届けします。
*
昼から夕暮れへと移ろう時間帯
冬の風が吹き抜ける東京
家路を急ぐ人で混み合う大通り…
ある立派なホテルの正面玄関に
一人の女性が立っていました。
風になびく長い髪を押さえながら
ベルボーイに案内され
少し恐縮した様子で
タクシーに乗り込みます。

「近いところで申し訳ないですが
○○までお願いできますか?」
実は
歩けば十数分ほどの距離…
けれどその日は
長時間、全神経を集中させて
人の話を聴き続けたあとで
体も心も
正直、限界だったのです。
行き先を聞いた運転手は
あからさまに嫌な顔をしました。
──あぁ、やっぱり。
車は、ゆっくりと
雑踏へ走り出す…
彼女は、この時
「運転手に対してどうしよう」
とは全く思っていませんでした。
相手が不機嫌でも
嫌な顔をしていても
それはそれで、その人の事情。
彼女は自然と いつも通りに
相手の態度には影響されず
===============
ありがたいなぁ、感謝だなぁ…と
愛と感謝に包まれて座っていました
===============
誰かに優しくされなくても
分かってもらえなくても
「自分がどうあるか が大切」
彼女はいつも
その感覚を自分の内側で
静かに保っていました。
それが多くの人が求めている
自分軸というものでしょう。
*
車は目的地に着き
メーターには「530円」の表示…
『え???
わー、こんなに近かったの?』
朝、道に迷って到着していたので
もう少し遠いと
どうやら勘違いしていたらしい。
彼女は
あぁ、尚更申し訳なかったなと
チラッと思ったのも束の間
自分を責めることもなく
これはこれで本当に感謝しかない と
そのまま
「近いところを
ありがとうございました。
今日はとても疲れていて…
本当に助かりました。
お釣りは、使ってください。」
と伝え、手に持っていた
千円札をそのまま渡しました。
その言葉は
「相手の機嫌を治そう」と思って
考えたものではありません。
自分の内側に
すでにある感謝が
そのまま、外に流れただけ・・・。
その瞬間!
それまで
不機嫌さを隠そうともしなかった
運転手の表情が、ふっと崩れました。
「……ありがとうございます。
子どもの……ミルク代にします……。」
その一言で
彼女の胸に広がったのは
「よかったー」という
あたたかな感覚。
可哀想だから、ではありません。
同情でも、上から目線でもない。
ただ
——この人も
誰かを大切にして生きている。
そう、感じたからです。
*
彼女は、このとき
何かを“した”わけではありません。
説得もしていない。
教育もしていない。
態度を変えさせようともしていない。
ただ
=============
自分が、愛と感謝でいただけ
=============
その在り方が
空気を変え
相手を変え
場を変えていった・・・
それだけでした。
自分軸でいるって
「何かを頑張る」
ことではありません。
誰にも期待しない
冷たい強さでもありません。
==========
自分が愛と感謝に
満たされたところから
ものごとを見ること。
==========
そうすると
不思議なほど
相手は、勝手に
“その人本来のやさしさ”へ
戻っていきます。

《このコラムが伝えたかったこと》
人は、つい
相手の態度に反応して
心を揺らしてしまいます。
でも
相手が変わったら
楽になるのではありません。
自分が
影響されない位置に立ったとき
関係の重さが
自然に消えていく。
それは
親子関係でも
夫婦関係でも
職場でも
まったく同じです。
では、次の章では
この「自分軸」が
大人自身の人生を
どう解放していくのかを
見ていきます。
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【 第4章|大人自身の解放】
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