〜夫婦関係改善の先にあった、本当の「家族再生」〜
前編では、Aさんが
「夫を変えようとする」のをやめ
自分の内側を整え始めた
ところまでを書きました。
ここからが
本当の夫婦再生の始まりです。
家族を“まとめよう”としなくなった日
Aさんは
ずっと願っていました。
「みんな仲良くしてほしい」
娘とご主人がぶつかるたび
姉とご主人が対立するたび
間に入り、説明し、フォローし
家族を“正しい形”に
戻そうとしてきました。
でも、Aさんは
あるとき気づいたのです。
わたしは
「仲良し家族」という理想を
押し付けていたのかもしれない、と。
実は、理想があると
・こんなんじゃダメ
・どうしてそうなの
・もっとこうして
と、無意識に
家族を責めてしまう構図に
なるのです。
理想を手放したときに起きたこと
わたしがAさんにお伝えしたのは
「理想を叶える努力」ではなく
「理想を手放すこと」でした。
こう言うと、よく
「それだと
理想が叶わなくなりませんか?」
と、聞かれます。
でも
本質はここにあります。
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理想を握りしめている間は
現実を否定し続けることになる
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Aさんは、自分の中にあった
「わたしは、誰からも
相手にされない」
「役に立たなければ愛されない」
という幼少期からの
無価値感に向き合いました。
そして、それらの前提を
手放していきました。
変わったのは、夫だけではなかった
不思議なことが起き始めました。
これまで衝突していた
姉とご主人との間に
自然と歩み寄りが生まれました。
娘からは
「今のお母さんなら何でも言える♪」
という言葉が届きました。
以前は
家出までしていた娘が
他愛ないLINEを
送ってくるようになったのです。
Aさんは言いました。
「何もしていないのに
変わっていくんです」
いいえ。
何もしていないのではありません。
Aさんは
・自分を責めることをやめ
・感情を麻痺させるのをやめ
・自分の本音を大切にし始めた
それだけなのです。
夫婦関係改善の“本当の順番”
多くの人は
夫婦関係を良くしたい
家族をまとめたい
愛されたい
そう思います。
でも順番が逆なのです。
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自分が自分を嫌っている状態で
愛されることは、苦しくなる
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Aさんは
ある日ふと気づきました。
「わたし、自分のことが
嫌いだったんだ」
そこから
本当の回復が始まりました。
自分を好きになろうと
努力したのではありません。
麻痺させていた感情を取り戻し
未昇華の思い込みを手放し
ただ、自然体に戻っていっただけ。
すると
ご主人が変わり
娘さんが変わり
家族の空気が変わりました。
「愛してる」は、結果でしかない
ご主人の
「Aちゃん、愛してるよ」
という言葉は
奇跡ではありません。
Aさんが、
・我慢をやめ
・被害者意識をやめ
・理想を押し付けるのをやめ
自分軸に戻った
その延長線上にあっただけです。
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相手を変えようとしなくなった時
関係は自然に変わり始める
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これが、夫婦再生の本質です。
最後に
もし、今
・支配的な相手に苦しんでいる
・夫婦関係が冷え切っている
・何度も夫婦関係改善を
試みたけれど変わらない
そんな状況にいるなら。
「相手がどうこう」ではなく
「自分の内側にどんな前提があるのか」
まず自分の内側を見てみる。
そこから
関係は驚くほど変わり始めます。
この物語は
ひとつの家庭の話ではありません。
“回復できる社会”へと
つながっていく小さな循環の始まりです。
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【第4章|大人自身の解放】
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岩永留美 | 逆説人生法則



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